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西宮道楽

関西学院大学博物館

阪急甲東園駅から西に坂を登り、閑静な住宅街が並ぶ先に、雄大な甲山をバックにしたヴィンテージな建物群が見えてきます。これがあの関西学院大学です。その中央には大学のシンボルの時計台があり、この時計台の中に「関西学院大学博物館」があります。

この時計台は、関西学院が1929年に神戸原田の森(現在の王子動物園周辺)より上ヶ原キャンパスへ移転時に名建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズさんが設計・建設されたもので、国の登録有形文化財にも指定されています。
長年図書館として活躍していた時計台は、2014年に関西学院創立125周年を迎えられたことを機に、新たに大学博物館として2014年9月28日に開館されました。

博物館では、「関西学院のあゆみ」と名付けられた<平常展>が年に3回程度、大学が収集されてきた歴史・美術・文化などの貴重資料が公開される<企画展>が年2回行われます。
その他にも、関西学院の移転前・移転直後のジオラマや歴代院長像、歴史を振り返る写真や映像なども楽しめ、学生はもちろん、近隣住民や観光客も訪れています。

社会に対して関西学院の教育研究の成果を発信するとともに、どんな学校であるのかを広く知っていただきたいという大学の想いのもとで創られた博物館。その想いは大学博物館はもちろん、時計台などを通じてたくさんの人々に届けられていることでしょう。
博物館1階のエントランスです。
スパニッシュミッション様式で建築されたヴォーリズさんの世界観漂う造りのエントランス空間は、現在もそのままで保存されています。
クリームテイストの壁や階段の手すりなどにも、関西学院が誇る歴史の深さを感じることができます。
2階に上がる階段の踊り場から見える大きな絵画は、1929年の移転当時の関西学院を描かれたものです。
この絵画は、卒業生の堀口泰彦さんが在学中に制作された2メートルを超える大作です。
また、写真右奥には大学の歴史を語った写真たちが展示されています。
こちらはキャンパスのジオラマ模型です。
旧キャンパスである原田の森の移転直前のものと、上ヶ原移転直後のジオラマが並んで展示されています。
2階の奥にある展示室です。
こちらは平常展と企画展の会場となり、撮影時は「愛新覚羅家の人びと」の企画展が行われていました。

関西学院大学博物館

◯住所
〒662-8501 兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155
◯TEL 0798-54-6054
◯FAX 0798-54-6462

◯開館時間
9:30~16:30(入館は16:00まで)
◯休館日
日曜・祝日、その他大学の定めた休日
※詳しいスケジュールは関西学院大学博物館のウェブサイトをご覧ください。

入館料 無料
アクセス ・阪急今津線「甲東園駅」より阪急バスに乗車。「関西学院前」バス停下車すぐ。
 また同駅より西へ徒歩約12分。
・阪急今津線「仁川駅」下車。南西へ徒歩約12分。
・JR神戸線「西宮駅」より阪急バス「甲東園」行きに乗車。
 「関西学院前」バス停下車すぐ。
関連ページ 関西学院大学博物館 ホームページ


☆ 編 集 後 記 ★

関西学院、ついに足を踏み入れることができました!!
(まるでキャンパスライフを送っている気分でした)
関西学院は筆者の恩師の母校でもあり、ちょっとした縁もある大学です。

そんな関西学院の時計台、博物館をまいぷれでご紹介させていただける。これだけでカナリテンションが上がっております!!

実際に訪れてみて、キャンパス内でこの時計台をバックに写真を撮る学生たちもいれば、記事のように団体さまで訪れ博物館を巡って記念撮影をする姿も多くみられ、まるで(まさに)観光名所のような印象を受けています。
やはり歴史ある名大学は違いますね!!

近年の大学は地域との共存や地域活性化に積極的に参画されていることでしょう。
関西学院についても、今回の時計台や博物館などを通じて、間接的ながら西宮の活性化につながっているんだろうなと、感じることができました。

これから先、大学と地域の結びつきはますます重要視されることになるでしょう。
その中でも、やってくる学生だけではなく、博物館などといった名所的なスポットがあって、そこに色んな人に来ていただくということも、なかなか面白い取り組みだと感じています。


編集部 T.Y.