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男と女の「おかしな!?」ハナシ

たまごが先か・・・仕事が先か・・・?

あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。

たまごが先か・・・仕事が先か・・・?

今回のつぶやき主は、新婚の主婦、まり子さん。
新聞の求人広告を見て、集団面接を受けに行きましたが・・・。
面接官「1番の山田まり子さん。山田さんは、ご結婚されているんですね」

まり子「はい。半年ほど前に、結婚して伊丹に来ました」

面接官「お子さんは?」

まり子「まだです。まずはこちらの土地に慣れたいと思って・・・」 
面接官「なるほどね。でも子どもができたら、すぐ辞めるなんてことないですか?」

まり子「今のところ、まだ子どもは考えていませんが・・・」

面接官「新婚さんの場合、実際そういうケースがこれまでも何度もあったんですよ。ウチみたいな中小の事業所じゃ、それをされると周りが困りますからねぇ」

まり子「・・・・・・」
◆まり子のつぶやき・・・
あの面接官、いったい何なの?! 
決め付けてホント感じ悪いわ!
あんな所、「雇ってやる」って言われても、こっちから願い下げヨ。
せっかく、結婚前の仕事の経験を活かせると思ったのに・・。
それにしても独身時代の就活と違って、結婚すると家の事とか通勤距離とか、ハードルが色々あってなかなか難しいわ。
今すぐにとは言わないけれど、子どももいつかは欲しいし・・。

◇応募者2・佳子のつぶやき・・・
そういえばあの新婚の人、まだ子どものことは考えてないと言っていたけど、産める状況なら少しでも早く産んでおいた方がいいのに・・・。
私みたいに「今は仕事が大事、そのうち出来るだろう」って思っていると、「気がつくと40歳過ぎ」なんてこともあるのにナ。
その仕事だって不妊治療が大変で、結局、辞めるしかなかったし・・・。

◇応募者3・豊のつぶやき・・・
あの担当者、女性にはあれこれ聞いていたけれど、俺は男だから結婚とか子どもとか、そういうややこしいことを聞かれなくてラッキーだったな。
資格も持っているし、今回は採用されるような気がするぜ。

◇応募者4・裕美のつぶやき・・・
今日の面接、またダメかな。「子どもが幼稚園」っていうと、露骨に嫌な顔されちゃった。わかるけど仕方ないでしょ。
幼稚園に通わせながらだって、延長保育や育児ファミリーサポートを利用して、ちゃんと働けるのに!
【ミニ知識】 卵子は老化する!?

最近は女性の高学歴化や社会進出により女性の出産年齢も高齢化し、マスコミ等でも有名人の高齢出産の話題には事欠かない。
医療技術の進歩により高度な不妊治療も可能となり「何歳になっても子どもは産むことができる」という錯覚すら覚える。
しかし一方で「卵子の老化」という事実は、意外に知られていない。
女性の卵子は生まれた時から体内にあり、男性の精子と違って次々と新しく作られることはない。
つまり年齢とともに卵子は老化し、数も減っていくというのである。
今では死語になった「適齢期」という言葉であるが、妊娠しやすい時期という意味での「妊娠適齢期」というのは、一般に20~35歳くらいと言われている。
出産の時期を考える時にはこの「卵子も老化する」という事実を、頭の片隅に置いておくということも必要かもしれない。

横からちょっと言わせて

伊丹市役所で2度育児休暇を取得した<br>男性・大野浩史さん
伊丹市役所で2度育児休暇を取得した
男性・大野浩史さん
卵子が老化するなんて初めて聞きました。
「産みたい時に産める」社会づくりは、女性の健康とワークライフバランスだけでなく、男女の課題だと思います。
原稿担当 : 男と女の「おかしな!?」ハナシ 実行委員会
イラスト : 林やよいさん