本からのぞく阪神間
世の中には星の数ほど「本」があふれています・・・。手にとった本には、さまざまな知識が、情報が、そして夢までもつまっているのです。
こちら「本からのぞく阪神間」では、阪神間の地元ネタ満載の本、阪神間発の本を、地元各施設からご紹介いただきます。
「!」と感じる本、心に残る本、一生付き合いたいと思う本・・・そんな宝物のような本に出会えますように!
「むしのうんこ」(伊丹市昆虫館編)
柏書房(1,470円)
伊丹市昆虫館受付、全国書店(注文)にて
お求めいただけます。
こんなにたくさんの虫の「うんこ」が載っている本はないでしょう!
2004年の春、伊丹市昆虫館で、その名もズバリ「むしのうんこ」という企画展をおこないました。これが大評判!!評判をきいた編集者の方が本にしませんか?と、わざわざ東京から伊丹へ駆けつけて、この本ができあがりました。
毎日まいにち、昆虫館の飼育室では元気にたべてぐんぐん育つ昆虫たちがいます。もちろんうんこももりもり。でもうんこは成長や健康のサインでもあるし、虫の種類によって色や形、においまでちがうんです!
虫たちのうんこをとおして、虫のくらしや体の仕組み、虫も自然の中の大切な一員であることを知ってもらいたい、そんな気持ちが満載です。ページをめくるたび、虫とそのうんこのイメージががらっと変わる1冊です。ちなみに、この本は台湾でも翻訳本として出版されています。伊丹から世界へ、はばたけ「むしのうんこ」!
「むしのあかちゃん」(伊丹市昆虫館編)
柏書房(1,470円)
伊丹市昆虫館受付、全国書店(注文)にて
お求めいただけます。
「むしのあかちゃん」も産まれました。
「むしのうんこ」と同じ出版社から出版された、ふだんは小さすぎて見えない虫のたまごや赤ちゃんを取り上げた本です。
動物の赤ちゃんの本はたくさん見かけますが、虫はなかなかありません。小さな昆虫の大きな世界をのぞいてみてください。
<本紹介:伊丹市昆虫館 角正美雪氏>
※今回の紹介文は、「むしのうんこ」の構成・文を担当された角正美雪さんよりいただきました。
伊丹市昆虫館市制施行50周年を記念してオープンした昆虫の博物館。
亜熱帯の花が咲き乱れるドーム型チョウ温室では、わが国最大級の大きさのオオゴマダラなど約14種1000匹のチョウが1年中、飛び交っています。
このほか、ナナフシやバッタ、タガメやゲンゴロウなど生きている昆虫を展示した生態展示室、身近な昆虫の世界を再現した拡大ジオラマ、世界の昆虫標本の展示、昆虫生態映像の放映、特別展、各種昆虫講座などを随時、行っています。
<所在地> 664-0015 伊丹市昆陽池3-1、昆陽池公園内
<TEL> 072-785-3582
<開館時間> 9:30~16:30(入館は16:00まで/チョウ温室は10:00から)
<休館日> 火曜(祝日にあたるときは翌日)、年末(12月29日~31日)※その他臨時休館日あり
<ホームページ> 伊丹市昆虫館