【科学でお茶を】サイエンスカフェ伊丹
理系に進むとどんな仕事につけるかって?それはね・・
こんにちは、サイエンスカフェ伊丹のスタッフブログです。
企画しているイベントの裏話や、科学こぼれ話などをポロポロつぶやかせていただきます。
のんびりお茶を飲みながら、おつきあいいただけると嬉しいです。
毎週月曜更新予定 (*^^)v
「理系に進んで、どんな仕事があるの?」
最近、こういう質問を時々もらいます。
一番多いのは女子高生のお母さん。
次に女子高生からでしょうか。
実はすっごく答えにくい質問なんです。
もし、「大学で文系を選んで、どんな仕事ができるの?」って質問があったらどう答えます?
すごくたくさんあって、どう答えたらいいか迷っちゃいません?
実は、理系に進むと文系の人より就職先はたくさんあるんです。
だって、世の中、文系の方しか就職できないところは少なくて、
文系の仕事に見える仕事のほとんどは、理系の人も就職できちゃうんですもん。
それに対して、理系の人しか就職できないところは多いんですよね。
その上、理系の人は文系の約半分しかいないですしね~(^◇^)
とはいえ、そんな答えだけじゃいけないので、
ある仕事に就くには大学でどんな勉強をすればいいか?
という切り口で答えを探していたところこんなおもしろい本を教えてもらいました。
内容はタイトルそのもの。
宇宙関係の仕事をしている女性はどんな経歴の人たちかをインタビューした本です。
ただ、「女子」の言葉に惑わされるなかれ。
男女にかかわらず参考になる情報満載です。
女性宇宙飛行士と言えば山崎直子さん。東大工学部 航空宇宙工学のご出身。
東大はJAXAと深い縁があるので、たしかに宇宙関係の黄金道かもしれません。
しか~し
東大ですよ東大。
これはちょっとやそっとじゃね・・・。
やっぱり宇宙ってエリートだけの世界なのかなってあきらめたくなりますよね。
でもこの本を読むとちょっと違うみたい。、
宇宙関係って言ってもこんなにいろんな仕事があるの?って驚いちゃいました。
もちろん、そこの行きつく道もいろいろあるようです。
『宇宙女子』の裏表紙より
↑↑↑
ねねねっ!
コレ見ただけで、ちょっとびっくりしませんか?
他にも
建設会社出身の宇宙ビジネスコンサルタント
英文科卒の宇宙専門のフリーライター
教育学部出身の広報普及員
宇宙で着る快適な服を開発する、被服の専門家
無重力ウエディングドレスをデザインするデザイナー
などなど。
宇宙関係の仕事への就活アドバイスのページもありました。
そうそう、JAXAには、研究や技術者はもちろん、経理や法務など一般企業と同じ職種があるし、しょうがい者採用の枠もあるそうです。
世の中、仕事の種類って本当にいっぱいあって、
私たちが知っているのってほんのちょっとに過ぎないみたいです。
理系に行ったらどんな仕事につける?ではなくて
世の中、どんな仕事があってどんな履歴の人がそこで働いているのか
日ごろからアンテナ張りめぐらしていると、知らなかったおもしろい世界がいっぱい見えてくるかもしれないですね。
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★2013年2月2日(土)14~16時 サイエンスカフェ『ヒッグス粒子~質量の謎~』
お申し込み受けつけ開始しました。ラスタホール<072-781-8877>まで。
■サイエンスカフェ伊丹■
2008年より伊丹市内で1~2か月に1度、「サイエンスカフェ」という、研究者の話を聞きながら気軽に議論を楽しめる場を提供しています。2012年より中高生やその保護者の方に理系進路のおもしろさを伝える企画も始めました。
ラスタホールを活動拠点とする市民団体です。
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