オープンは昨年の10月というから、まだ1年。
だけど、平日のランチタイムは、開店前からお客様が待っていて、開店と共に一気に店内はほぼ満席。
そのお客様の注文をすごい手さばきでこなしていく、シェフとパティシェ。
その様子を、オープンキッチンなので間近に見ることができます。

≪本日のメニュー≫
■本日の日替わりランチ　950円
小菜・サラダ盛り合わせ／スープ／本日の一品(揚げ豆腐となすの魚香煮)／ごはんor蒸しパン
■蒸し鶏の土鍋湯麺ランチ　950円
小菜・サラダ盛り合わせ／蒸し鶏の土鍋煮込み湯麺
※＋300円で、コーヒーかデザートから1品を選べます

私たちは、2種類のランチを注文。
2人で取り分けながらいただきましたが、結構なボリュームです。
えっ、これで950円？安くない？

あっという間に、8人分の「小菜・サラダの盛り合わせ」が完成。
どちらのランチにも、このお皿はついていて、これがまた盛りだくさん。
・プリップリのエビとお肉の食感をしっかり感じるプチトマト入りの焼売
・さつま芋、大根、しめじ、蕗などの冬野菜たっぷりのピリ辛豆板醤煮込み
・サクサクの魚の竜田揚げにしっかりとした味の甘酢ソース
ここに、色鮮やかなサラダつき。
このボリュームを食べ終わらないうちに、早くもメインがやってきました。

『蒸し鶏の土鍋湯麺ランチ』は、すごい火力でさっきまで煮立てられていた土鍋に、まだぐつぐつと煮立ったスープがたっぷりはいってやってきます。
スープの中には、卵麺の平麺、蒸し鶏、白ネギ、それに香菜とレモンとパプリカが添えられています。
透き通ったスープはとっても美味しい！しっかりした味なのに、こってりではなくさっぱり。
「意外」と思ったレモンも風味が効いてばっちりです。
平麺もスープがしっかりと効いていて、とっても食べやすいです。

さて、もう一種類の『本日の日替わりランチ』はやさしい味のコーンスープ（ボリュームあり）からスタート。
湯麺ランチと同じ『小菜・サラダ盛り合わせ』がついていて、本日の一品は『揚げ豆腐となすの魚香煮』。
更に、ごはんか蒸しパンからお好みで選べます。本日は蒸しパンを選択。

写真からはわかりにくいかもしれませんが、この中にはいっている揚げ豆腐が香ばしくてGood！
これ、さっき目の前で切ってた豆腐と茄子だわ。こんな風になるのね～と会話もはずみます。
茄子はツヤツヤなのにとっても柔らか。そして、麻婆豆腐のようなピリ辛ソースが、これまた美味しいこと。
ごはんでも蒸しパンにのっけてもいいですね。バクバクいけます(*^^)v

結構満腹。でも、＋300円でコーヒーかデザートから1品と聞けば･･･もちろん、お願いします。
各種デザートは写真のアルバムがあって、「えっ、これ中華のデザート？」と思わず聞き直してしまうほど、お洒落なデザート達です。
さっきから、目の前を通り過ぎていく「あのデザート」に目が釘付けになってました。
「あれ」を注文しよう！

日替わりデザートの『キャラメルナッツと紹興酒でソテーした柿のミルフィーユ』
そして、定番メニューから『茉莉花のクレームブリュレ』
どうですか？この豪華さ。すごいでしょ！
サックサクで香ばしいキャラメルナッツのケースにはいった紹興酒風味のアイスクリームに紹興酒でソテーした柿。
ソースにも紹興酒の風味がしっか効いています。
へえ、ヌーベルシノワ？　面白い、意外、美味しい（*^_^*）
もうひとつのデザートは･･･トッピングのアイスにもほのかなジャスミン茶の香りを感じつつ、一面に広がる香ばしく焦がした砂糖のプレートを砕きつつ進んでいくと･・･ちょっとびっくりのジャスミン茶風味のクレームブリュレが登場。
見た目は普通のクレームブリュレだけど、初体験の味。こちらのデザートもしっかりボリュームです。

この場所にオープンされたのは、何かきっかけがあったのですか？－－－－－－
「近所に住んでいて、下町っぽさが気に入っていたので。オープンキッチンでお話をしながらのお食事は、美味しさに繋がるんですよ。中華の厨房はあまり見せないのですが、敢えてオープンキッチンにしてお見せすることで、お食事を楽しんでいただこうと思っています。」

メニューのこだわりはありますか？－－－－－
「店名の『老虎菜』のように、『えっ、何？』という驚きを与えたいですね。でも、気軽な中華だと思って欲しいので、四川風で辛いものについては辛さ調節ができるので、言ってくださいね。」

シェフはこのお店の開店までには、帝国ホテルやリーズガーデンそして台湾でも修行をされ、それぞれの経験を活かして、このお店のお料理があります。
「常に驚きを！」をテーマに、店名『老虎菜』の由来となったお料理まで、出していただきました。

本当に、店名通りの、「ちょっと、びっくり！」が連発のランチタイムでした。
次回は、今回食べそこなった『特製餃子』をぜひいただきたいです。
ごちそうさまでした（*^_^*）