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男と女の「おかしな!?」ハナシ

出すぎた杭は打たれない?

すばらしい力を引き出すことが、エンパワメント

あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。

出すぎた杭は打たれない?

今回のつぶやき主は、
自分の力を引き出すエンパワメント講座を受講したアサコさん。
講習の最終日に、受講仲間と話をしています。
アサコ :3日間の講習、とても充実してましたよね。
     自分自身が持っている力に気付くことができたのは、大きかったわ。

ルミ  :本当に。
     私ね、人前で話すのが苦手なんだけど、この講習では積極的に発言しようとがんばってみたの。
     そんな私を応援してくれる仲間と出会えたのは、すごくうれしかった。

ヨシフミ:本当ですね。 
     男性の受講生は私だけでしたが、皆さんと横の関係で話ができて、講座に参加して、
    とても良かったです。

アサコ :でもこの講座と同じ調子で、PTAや自治会の場で、率先して自分の意見を言うと、
    やっぱり叩かれますよね。
    私は、今までにも浮いてしまったことがあるから、ちょっと勇気が出ないなぁ。
ヨシフミ:話も上手くて良い意見を持っているアサコさんのような女性が、ウチの地域にも何人かいるんです。
 でも役員決めの時は、「私なんかダメです。お手伝いだったらします」と、頑なに拒まれて…。
     それを不思議に思っていましたが、周囲の目を怖がっていたのですね。

ルミ  :今回の受講生のように、話をちゃんと聞いてくれる人の中だったら、自分の意見を伝えられるし、
    役員に手をあげてみても良いかなぁ。
    でも自分の地域では、やっぱり躊躇してしまう…。

ヨシフミ:せっかくこの講座で学んだことが、地域では生かせないって?
     う~ん、気持ちは分かりますが、少しもったいない。
     それに、人の目が怖いから、意思決定は男性にお任せというのは、
     「大人としての義務と権利」を果たしてないのでは?

アサコ :えっ? 義務と権利?
◆ルミのつぶやき…
自分の持っている力に気づく、すごく良いエンパワメント講座だったな。
講座で一緒になった素敵な人たちとは、これからも繋がって元気をもらいたいなぁ~。
ヨシフミさんは、力を地域で生かさないのはもったいないと言っていたけれど、周囲の目を考えると怖くて、私はやっぱり無理。
「出る杭は打たれる」から、地域ではおとなしくしていないと。

◆ヨシフミのつぶやき…
アサコさん、ルミさんには、失礼なことを言ってしまったな。
いつもの調子で自分が感じた意見を伝えたのだけど、ちょっと厳しすぎる指摘だったのかも。
けど、素晴らしい人たちが自分の力を伸ばそうとしない行動が、あまりにももったいなくて、つい・・・。
また会って話をしてみよう。

◆アサコのつぶやき…
ヨシフミさんの指摘はショックだったけれど、「大人としての義務と権利を果たす」という言葉は、心に響いたわ。
おっしゃる通り、自分が傷つかない場所にいて、義務も権利も放棄していたのかも。
講座の中でも「出すぎた杭は打たれない」と言われたし・・・。
まずは、この講習の話に興味を持ってくれる人を探すところから始めてみようかな。
【ミニ知識】 
【すばらしい力を引き出すことが、エンパワメント】
       
人は誰もが、すばらしい力を持って生まれてきます。
そして生涯、すばらしい力を発揮し続けることができます。
そのすばらしい力を引きだすことが「エンパワメント」。
ちょうど清水が泉からこんこんと湧き出るように、一人ひとりに潜んでいる活力や可能性を湧き出させることです。
(参照:筑波大学 エンパワメント科学研究室)

横からちょっと言わせて

男女共同参画社会を実現するための学習・啓発施設<br>伊丹市立女性・児童センター内 交流サロン職員 <br>半井夏子さん
男女共同参画社会を実現するための学習・啓発施設
伊丹市立女性・児童センター内 交流サロン職員 
半井夏子さん
「出すぎた杭は打たれない!」 
杭!になり、自分がどう感じているかを考え、しなやかに一歩踏み出す勇気をもつことが輝く女性に求められている力です。
 「出る杭は打たれる?」って言葉を気にしていますか? 
社会に漂う「生きづらさ」の正体。
ありのままでいようとすると、周囲から浮いてしまう。
うまくコントロールしないとたたかれてしまうので、まわりにどう思われているかを常に意識し過ぎて、しんどい思いをしてしまいがちです。
サロンの講座に参加された受講生が、「それは違う!」と最初は声をあげる勇気がなくても、同じ思いの仲間が出来て不安が解消。
自分らしく輝き、エンパワーしながら、自信をもつことに挑戦している人に出逢えたとき、私はとても元気をもらいます。
だれもが出番と居場所のある地域社会になれば、すばらしいと思いませんか?
原稿担当 : NPO法人 あなたらしくをサポート(愛称:らしーく)
イラスト : 林やよいさん

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